歯周病の基礎知識

歯周病予防の歯磨きはいつやるか?【就寝前がベストな理由】

投稿日:2015年6月23日 更新日:

歯ブラシ 歯磨き粉

あなたはどのタイミングで歯磨きをしていますか?
歯周病予防を考えて歯磨きをするなら、実はタイミングが重要なものです。

 

私は基本的に寝る前と出かける前に歯磨きをしますね。
歯周病予防で歯磨きをするタイミングで一番良いのは就寝前です。

 

これは寝ている間に歯周病菌を引き起こす原因があるため。
その理由を説明していきましょう。


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歯周病予防なら歯磨きは就寝前

最初にも紹介していますが、歯磨きをするなら就寝前がベストタイミングになります。
聞いた話なのでなんとも言えないところですが、寝る前に歯を磨かない人は多いみたいですね。

 

多くは磨くタイミングはどうやら外出前とのこと。
私も歯周病治療前は出かける前しか歯を磨いていなかったように思えます。

 

外出前の歯磨きは口臭対策にはなりますが、歯周病予防としてはおすすめのタイミングとは言えません。
なぜ就寝前に歯磨きをするのが良いのか?

WS000000
出典:花王 ピュオーラ お口サラサラLesson 3. 生活習慣の見直し

こちらは花王のサイトで公開されている唾液量と細菌数のグラフです。
就寝開始から増え始めて起床してから減少傾向にあると思います。

 

歯周病菌などは栄養を摂取して活動します。
ですから、食事後に急激な上昇を見せているのがわかると思います。

 

しかし、特に食べ物を食べていない就寝中も増加傾向にあるのです。
なぜこのようなことが起こるのか?


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就寝中は唾液が少ない

花王のサイトのグラフは唾液量と細菌数の関係をグラフにしたものです。
ここから勘の良い人ならわかると思いますが、唾液が多く分泌されると細菌は減少する傾向にあります。

 

その理由は唾液の成分に隠されているのです。

こちらの記事でも紹介していますが唾液には下記のような成分が含まれています。

唾液の大半は水分ですが、水分のほかに下記のようなさまざまな成分が含まれています。唾液はただの水ではないのです。これらの成分が私たちの健康にとって大切な役割を果たしています。
1)水分(99.5%)
2)無機成分・・・ナトリウム、カリウム、炭酸水素、無機リン、カルシウム
3)有機成分・・・アミラーゼ(酵素)、IgA(免疫物質)、ラクトフェリン(抗菌物質)、リゾチーム・ラクトペルオキシターゼ(酵素・抗菌物質)、ムチン(タンパク質)
出典:サンスター>唾液学科

免疫物質とか抗菌物質という言葉が並んでいますね。
唾液のほとんどは水分なのですが、残りの0.5%には殺菌作用などが含まれており口内環境を正常に保つ働きをしているのです。

 

グラフを見ると食事中には細菌数の減少が見られますよね?
これは食べ物と一緒に胃の中に入っていっていると言うのもあるのですが、食事中は唾液の分泌が盛んに行われています。

 

歯周病の原因となる歯周病菌などは食事中は唾液にさらされるため数を減らしていきます。

食事が終わり生き残った菌は食べ物の残りカスなどを栄養に活動を活発化。
このような流れがあるため、グラフが示すような細菌数になるのですね。

 

しかし、就寝中は唾液が少なくなるので増加が加速します。
ここに注目したのが花王のピュオーラになります。


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唾液は副交感神経が優位だと出るが?

以前も唾液について扱ったことがありました。

唾液はストレスなどが原因で自律神経が交感神経優位にあると唾液が出にくくなります。
緊張すると喉が渇く経験はないでしょうか?

 

私はしょっちゅうありますね。

 

これは体の中の水分が不足しているからではなく、唾液が出る唾液腺の働きが低下しているからなのです。
就寝は基本的に休息するために行いますので、リラックス効果の副交感神経が優位に立ちます。

 

そのため本来であれば就寝中は唾液が多く出ないとおかしいですね。
これについて専門家の意見がありました。

確かにおっしゃる通り、副交感神経優位時には交感神経優位時と比較して量の多い、サラサラな唾液がでます。
しかし、唾液というものは安静時よりも刺激時の方が、水分量が多くなります。
これは耳下腺からの分泌によるもので、耳下腺は大唾液腺の中で唯一サラサラのみの唾液が作られる部位です。
なので、刺激(食事や会話など)をよくする日中に比べて、刺激の少ない就寝時には唾液の分泌量は減少します。
出典:就寝中は副交感神経が優位なのに、なぜ唾液分泌が低下するの?

唾液は自律神経よりも刺激に反応しやすい傾向にあるようです。

WS000000 出典:カラダと健康のために、きちんとオーラルケア Mouth & Body PLAZA

唾液を出す場所は多数あるのですが、その中でも

  • 舌下腺
  • 顎下腺
  • 耳下腺

の3つを三大唾液腺と呼び、ほとんどがここから分泌されているようです。

 

食べ物を食べると唾液が多く分泌されることからわかるように、口を動かせば唾液腺が刺激されて唾液が出ます。
しかし、就寝中は口を動かしませんから唾液が出にくいのですね。
副交感神経が優位だから唾液が多く出るという話でもないとのこと。

 

ちなみに、就寝中に口呼吸をしている人は唾液が多く出ているようです。
これは口を開けているため口内が乾燥するためです。

 

私も歯科検診で口の中をチェックしてもらっているときに大量の唾液が出ます。
これも口内を乾燥から防ぐために唾液が出ていることになりますね。

 

就寝中も唾液が多いことは良いことかもしれませんが、どのような寝方をしているかが重要です。
口呼吸の人は出っ歯の人と同じく乾燥しやすいので雑菌が繁殖しやすくなっているかもしれません。

就寝前に殺菌しておく必要がある

今回は歯を磨くタイミングの話をしてきました。
外出前に口臭予防で歯磨きをする人は多いと思います。

 

私も出かける前は歯磨きをしますね。
それとは別に就寝前には必ず歯磨きをするようにしています。

 

歯周病治療をする前は出かける前にしか歯磨きをしていなかったので不潔でしたね。
それが蓄積して歯周病に発展したのでしょう。

唾液には殺菌作用があります。
しかし、就寝中は唾液の分泌が少ないため歯周病菌などが活動的になるのです。

 

そのため就寝前に歯磨きをすることがベストということになります。
もし歯周病予防のための歯磨きをするなら就寝前にするようにしましょう。

緑茶

あと緑茶に含まれるカテキンは歯周病に良いということがわかっています。
寝る前にお茶を飲むのもひとつ方法ですね。


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