歯周炎・歯肉炎

歯周病と歯肉炎の違い-歯周病の前段階~初期段階

投稿日:2015年8月10日 更新日:

クエッション

歯周病という言葉と同じくよく使われるのが歯肉炎というものです。
「病」か「炎」の違いなので同じものといえばそうなのですが、厳密に言うと症状の進行具合に違いが出ています。

 

よって「歯周病」なのか「歯周炎」なのかで対処方法も変わってくると考えています。
ここでは似た歯周病と歯肉炎の違いについて簡単に説明をしていきます。


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歯周病とは

歯周病と歯肉炎の違いを説明するには、まず歯周病がどのようなものかを知る必要があります。
おそらく歯周病とは「歯が抜ける病気」とか「歯茎が痛くなる病気」のように漠然としたイメージしかないのではないでしょうか。

 

最初に歯周病とはどんなものかを確認しておきましょう。
日本臨床歯周病学会では歯周病を下記のように説明しています。

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。
そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
出典:歯周病(歯槽膿漏)ってどんな病気?

歯周病とは細菌が原因となり歯茎を炎症させて、最終的には歯を支える土台である歯茎を破壊して歯が抜ける状態になる病気とありますね。

階段 段階

さて、この説明文からわかると思いますが、歯周病には段階というものがあります。
歯周病と判断されたら「すぐに抜歯」と結びつける人もいますが、歯周病にも進行度合いがあり、抜歯を必要とするのは最終形態です。
歯周病だから「歯が抜ける病気」とか「歯茎が痛くなる病気」ということではありません。

 

これらの症状が出てくるのは最終的な話なのです。
ひとことで歯周病と言っても歯茎の炎症による症状全体を示しており、範囲が非常に広く曖昧な病気であると言えます。


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歯肉炎は歯周病の前段階~初期段階

歯周病には段階があると説明しました。
歯周病は前段階を含めて大きく分けて3段階に分けられると言っても良いかもしれません。

 

その3段階とは

  1. 歯肉炎(第一段階)
  2. 歯周炎(第二段階)
  3. 歯槽膿漏(第三段階)

です。

 

歯肉炎は歯周病の一部で第一段階となります。
歯肉炎は歯周病のなかで前段階~初期段階の症状が当てはまります。

 

炎症が起こると歯周病と結びつけやすいですが、口内には常在菌という常に存在している菌がおり、無菌状態になることはまずありえません。
これらは体に良い働きをする善玉菌(免疫力)や悪さをする悪玉菌が入り乱れて存在しているのです。

 

体調不良などによって善玉菌の活動が弱くなると悪玉菌が活性化して悪さをはじめることもあります。
そのような場合でも歯茎の炎症は起こるのです。

炎症は起こりますが、あくまで免疫力の低下からくるものであり歯周病とは言えません。

ニキビ

一時的なニキビのようなものです。

 

歯肉炎は一時的な歯茎の炎症で終わることが多いのですが、疲れやストレスが蓄積すると免疫力が低下していきます。
そうなると菌に対する抗力が常に低下した状態となりますから、慢性的な炎症へと発展していくことは想像できるでしょう。

 

場合によっては歯周炎が歯周病のはじまりとなることもあるのです。
一時的な歯肉炎であれば問題はないですが、何日も続くようであれば歯周病へ進展する危険性があります。


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歯周病と歯肉炎の違いは進行度

歯周病と歯肉炎の違いをテーマとしました。
歯肉炎は歯周病の前段階、もしくは初期段階といえるのではないでしょうか。

 

違いというよりは歯周病の一部に含めて良いものだと思いますね。
違いはないといえばないです。

 

歯周病は歯茎が炎症を起こすことで歯に対して悪影響を与える症状をもたらすもの。
歯肉炎も歯周病と同じく歯茎が炎症を起こすものですが、歯肉炎の場合は歯周病のような歯が抜けたりするほど進行したものではありません。

 

歯茎の炎症は体調不良など免疫力が低下した状態でも起こります。
ですから、歯茎が炎症を起こしたから歯周病とも限らないのです。

 

ご自身の歯茎の炎症が一時的なのか、慢性的に続いているのかを確認して下さい。
それによって対処方法も変わってくると思います。

 

ちなみに、歯磨き粉で「歯周病に有効」とあるものがあるでしょう。

私が使っているオーラパールもそのひとつ。
これらの歯磨き粉は歯周病でも主に歯肉炎を抑えることを目的としています。

 

歯周病の進行度が進んだ状態ではほとんど効果がありませんのでご注意ください。
歯周病の第二段階である歯周炎については下記の記事を参考に。


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